「三道」はどれも日本人にはとても身近な存在で、特に茶道や華道はお稽古として習う方も多いです。
今回はそんな「三道」について、それぞれの歴史、それぞれの「道」での学び、そして現代人と三道の関りや、海外の人々から見た三道にも触れながら詳しく解説します。
先人たちが紡いできた日本の伝統文化、「三道」。読み終わったころにはあなたもきっと、なにかの「道」を歩いてみたくなることでしょう。
日本人が紡いできた伝統文化「三道」
人々が日々歩き、行き交う「道」。
その「道(みち)」から発展し、「何度も同じことを繰り返しやって学ぶことで得る最高の状態」という意味の「道(どう)」が生まれました。
日本には合気道、柔道、剣道などの「武道」をはじめ、日本文化の「三道」などさまざまな「道」があります。
今回こちらの記事では、一般的な日本文化の代表である「三道」ではなく、茶道、華道、香道の3つに注目して紹介したいと思います。
三道とは?
一般的には茶道、華道、香道(あるいは書道)の3つの芸道を指します。
茶道、華道は習い事や趣味として馴染みのある方も多いでしょう。
茶道は読んで字のごとく「茶」の道で、亭主が客人にお茶を点て振る舞い、客人はそのおもてなしを受けてお茶をいただきます。
華道は「花」の道で、花や草木などの花材を花器に美しく生ける芸術です。
この2つに関しては、実際にやったことはなくても、どういうものかはなんとなくわかるのではないでしょうか。
しかし、香道に関しては日本人でもあまり知らない方も多いです。
香道は「香り」を楽しむ芸道で、天然高木の沈香の香りを鑑賞したり、聞き分けたりして楽しみます。香道では香りを「嗅ぐ」ではなく「聞く」と表現します。
それではそれぞれの歴史や、学びについて詳しく見てみましょう。
茶道の歴史
平安時代に唐に留学していた僧侶たちがお茶を持ち帰ったのが日本におけるお茶の始まりです。当時、お茶は一部の貴族だけが口にできる貴重なもので、薬という位置づけでした。
鎌倉時代には中国に留学した栄西が茶の専門書を記し、抹茶を飲む喫茶の習慣が日本にも入ってきました。明恵上人がお茶を栽培し、徐々に武士にもお茶を飲む習慣が広まり、お茶を飲んで産地を当てる遊びも流行したのもこの時代からといわれています。
室町時代には豪華に飾った座敷で、高価な茶道具を鑑賞しながらお茶を飲む茶会も開催されるようになり、京都ではお茶商人がお茶を点てて売る「一服一銭」も登場し、庶民にも喫茶の文化が広まっていきました。
そして、僧の珠光が全の精神を重んじ、世俗を離れ質素に礼法を重んじた生き方を理想として作った「わび茶」が誕生。それを弟子の武野紹鴎が広めていきました。
その武野の弟子こそが、ご存知、千利休です。
千利休は堺の商人の家の生まれで、十代の頃から茶の湯を学び、60歳を過ぎてから現代の茶道の型に続くわび茶の、茶の湯の一様式を完成させました。
江戸時代には以下の流派が生まれます。
- 千家
- 武者小路千家
- 表千家
- 裏千家
明治時代以前までは茶道は主に男性が楽しむものでしたが、明治時代以降、女性も学校などで習うようになり、この時期から美しい着物を着て華やかに楽しむ茶会の文化が始まったのです。とはいえ、この頃は茶道の世界ではまだまだ男性が中心でした。
昭和に入ってから、習い事としての茶道に女性からの注目が高まりました。茶道界の女性の割合が増えていき、現代では茶道界の中心は女性になったと言えるでしょう。
現代では、和菓子、さまざまな柄・形の茶碗や掛け軸、花器、茶花と共に美しい所作を学び、会話も楽しんだりしながらお茶を楽しむ茶道。
こんなにさまざまな歴史を経て今のスタイルが出来上がったのです。
華道の歴史
華道は、四季のある日本だからこそ誕生した芸術で、四季折々の草木や花を生け、花木の「命の尊さ」を表現します。主役は花や草木であり、それを生ける人間ではないことがポイントです。華道では生けた草花と草花の間にある「間」や「空間」も大切にします。
これが「空間の美」で、華道は「引き算の美学」であるということも大きな特徴です。
華道の起源は諸説ありますが、飛鳥時代から南北朝時代に宗教の儀式として始まったと言われています。芸術としての位置づけではなく、「仏前供花」の位置づけでした。
奈良時代には、花を贈り物として交換する風習があり、平安時代には貴族たちが花見をしたり、なげいれという生け方もするようになっていました。
※「なげいれ」とは、花の自然な形を生かして即興的にシンプルに花器に活ける、華道のスタイルです。
室町時代には大きな発展期を迎え、華道の元祖「池坊」も室町時代に誕生しました。池坊は今も残っている流派で日本最古の流派です。
現代の和風建築の基本にもなっている「書院造」という建築様式がこの頃誕生し、花を飾るようになりました。
その中で、「池坊専慶」という僧侶が挿した花が素晴らしいと話題になり、仏前供花としての概念を覆して池坊専慶の「池坊」という華道の最初の流派が誕生しました。
さらに室町時代後期に華道家「池坊専応」が「いけばな理論」を確立。
花伝書には、現代も華道の思想とされている「草花の命の尊さ」が記されていました。自然に神が宿るという考え方を持つ日本人らしい、自然に敬意を払った思想です。
江戸時代には、生け花は身分の高い人だけでなく、町人が楽しむものになっていき、そして全国に広まっていきました。
茶道と同じく、華道も男性が中心となっていた文化ですが、江戸時代には教養として武家の娘や花魁も学ぶようになりました。流派もたくさん誕生し家元制度もこの頃始まりました。
明治時代には女学校の教育で生け花が取り入れられ、生け花をする女性が急増し、のちに生け花のスタイルはさまざまなものが生まれ、華道には現在、数えきれないほど多くの流派があります。
香道の歴史
香りは通常、「嗅ぐ」と言いますが香道では香りを「聞く」と表現します。
天然香木「沈香」を焚いて、その香りで表現された風情や世界観を楽しみます。
「香道」の楽しみ方には以下の二通りがあります。
- その香りを聞く「聞香」
- 数種類の香を聞き分ける「組香」
日本では約1400年前の飛鳥時代に香が使われだしたと言われており、仏教と共に日本に入ってきて、法隆寺や東大寺など奈良の大寺院で使われ、その芳香が好評で宮中でも使われるようになりました。
平安時代になると貴族の生活には欠かせないものになり、香は「風雅」として広まっていったのです。
各々が好きな香りを調合するというスタイルも出始め、室内で焚いたり、衣服に香りをうつしたりもしました。
鎌倉時代には貴族の間だけではなく、武家の間でも香を楽しむようになり、室町時代中期の東山文化では、文化人たちが香木の鑑賞をしたりする香文化が始まります。
この香木はなかなか手に入らない貴重なものになっていて、徳川家康の朱印船による海外交易は、極上の天然香木「伽羅(きゃら)」の買い付けをするのがメインの目的だったとも言われています。
江戸時代に入ると現代の香の作法のベースが完成し、これがのちに「香道」になっていきます。
18世紀になると香道は武士から農民まで階級に関係なく誰もが学ぶものになっていき、文化文政期には女性ファンも増えました。
近年は香りブームで、香道にも、若い人々から熱い視線が集まっており、インターネットで手軽に購入することが可能となったため、誰もが楽しめるようになりました。
先人たちの英知が詰まった「道」に入り日本の心を学ぶ
「道」は先人たちが何百年と技術や英知を継承してきた、言わば英知の結集です。
どの道にも作法、所作など基本となる「型」があり、まずはその型を体が覚えるまで何度も何度も繰り返すのです。
しかし技の上達を第一目的としているわけではなく、その道の中で人間として成長していく、その過程、経験にこそ価値があるというものです。
では一体、それぞれの道の中でどのような学びがあるのか、見てみましょう。
茶道の「道・学・実」
茶道には「道・学・実」という言葉があります。
手前(実)を通じて「道・学」を習得する三位一体の修行です。
茶道では、お茶やお菓子の味を楽しみますが、そのお茶をいただく茶碗のデザイン、お茶を点てる茶道具、茶室に飾る花、掛け軸などそこに付随する「美」もとても大切な要素となります。
- 季節感はどうか
- もてなす相手はどのようなものが好みか
- 天気や気温に合っているか
上記のことを考えて選ぶので、感覚が研ぎ澄まされていきます。
相手が喜ぶかどうかを慮るので相手の気持ちを考える、思いやりの心も耕されます。場を整え、自分の身なりを整え、洗練された雰囲気の中静かにお茶を点てることで情緒、安定した精神が得られるのです。
さらに、美しい立ち方、座り方、物の取り扱い方、歩き方など所作や礼儀を学ぶので品性のある動きも身に付きます。
流派内で師ができ、挨拶のしかたや慶弔のしきたりなども学びます。仲間を得て帰属意識が生まれ、和の心も育まれるでしょう。
さらに、茶は昔は「薬」として飲まれていたように体にも良い効果があります。
学びながら健康の効果もあるというのは茶道ならではの特徴です。
華道を通して心を磨く
四季折々の花を使って生け花をするので、自ずと四季の花を学びます。
この季節にはこの花が咲くのか、この花にはこんな色があるのかと実際に触れてじっくり見て生けていくのでいつの間にか詳しくなります。
そして、季節の移ろいにも気づきやすくなり、その一つ一つの季節をじっくり楽しむようになります。
また、色彩感覚が養われます。
花の色、草木の色をしっかり見て、また花器に合わせて生けるのでどの色とどの色を組み合わせればそれぞれがより美しく、生き生きとして見えるのかを考え、色のセンスはどんどん磨かれていきます。
その他にも、花の形や葉の形、高さや低さ、枝葉の向きや広がりなどを見て生けるのでバランス感覚も身に付きます。
華道では「間」も一つの美ととらえ、隙間、空間も計算してデザインしていきますが、この感覚はファッションコーディネートやインテリアコーディネート、空間デザインや演出などにも活かすことができるでしょう。
落ち着いて花と向き合うことで、自分自身とも向き合うことができます。
普段は日々の生活や仕事に追われていても、この時はじっと目の前の花と向き合うので、心を落ち着けることができ、癒しの効果も得られます。
香道で自然を感じ心を整える
香道の最大の特徴は、いい香りで気持ちが良くなるということです。自然そのものの香りなので、とても気分が落ち着き、癒し効果があります。香りでリラックスするので体もほぐれ、体がリラックスすれば心も安らぎます。
自然の薬、言わば漢方のような役割を果たしてくれるのです。不安感やストレスなども軽減し、浄化され、心身ともに健やかになります。
良い思いが巡れば、おのずと行動も良いものになります。健康なマインドから生まれるアイディアは健やかです。こういったことから、経営者やリーダー、クリエイターなどの中にも香道を学ぶ方は非常に多いのです。
また、香道は普段は使わないような感覚を使います。
何の香木かを当てたり、その香りを聞くことで日本の四季を感じ情景を感じるのですが、これはなんとなくではできません。心を落ち着かせ、整えて、しっかりと感じなければ「聞こえてこない」のです。
志野流香道若宗匠、蜂谷宗苾さんは以下のように語っています。
「香りには天と人をつなげる役目がある。心静かに香木と向き合い、その香りに身を委ねることで、生きていることを実感し、命の大切さ、有り難みを教わります。香りによっては天にも昇る心地にさせてくれるものや、何故だか涙が溢れてくるものもあります。浅はかな“人”の精神では、到底到達することができない自然の叡智に少しでも近づきたい。心が乱れた状態で手前をするといい香りは漂ってこない。香を聞くということは、自己を知ることでもある。」
香を聞いた後に参加者と意見をシェアしたり、和歌を詠んだりすることで、感じたことの言語化やセンスも磨かれます。他者の感じたことに耳を傾け、感じることで人の心を感じたり思いやるという人間力が身に付きます。
また、華道や茶道に比べ馴染みのない方も多いですが、香道にもしっかりと作法があります。香炉を左手にのせて、右手でその香炉を軽く覆い、親指と人差し指の間から香を聞きます。この時の注意点は香炉の中に山形に形成された聞き筋という灰の筋を自分の方向に向けて聞くことです。
背筋を伸ばして香炉を傾けないように持ち、吸った息は脇へ逃しながら、深く3回聞きます。他の参加者もいるのでこの3回吸うこと、「三息」は厳守するのが作法です。
そしてまた聞き終わったら香炉の向きを反対側に回してから次の参加者に廻します。この時もスマートに渡すのが作法です。
香道を通して心を落ち着け、良い香りに包まれ、心を整えてマインドを整え、そして行動を整える、そうすることで生き方が整って行くのです。
三道で人間力を上げる
「道」は短期習得を目指していません。頭で考えなくても体が勝手に動くほど何度も何度も繰り返し時間をかけて修練します。そして説明も先にせず、それぞれの動きの意味もあまり教わりません。
これは身体で覚えて、その後で意味に「自分で気づく」ことが求められるからです。
人から説明されても、それは自分の理解ではなく他者の定義づけです。そうではなく、自分で気づき、自分のものにする、そのためには時間も必要、そして何度も何度も何度も稽古を繰り返すほかにないのです。
師範や教授も目指すのではなく、道を極めて行く過程で、いつの間にかそんなにも時間が経ち、勝手にそのレベルに達していたというのが自然な形です。
「道」を通して人は「真・善・美」・「人間力」・「精神的豊かさ」を得ますが
- その道をやっている自分がかっこよくて好きなだけ
- 人にやっていると言いたい
といったような不純な意思を持ってやっていても身に付きません。
道の中で自分と向き合い、心の声に耳を傾け、感性を磨き、ありとあらゆるものに感謝する心ができて初めて、本当の人間力が磨かれていくのです。
四季のある日本ならではの「三道」で自分と向き合う時間を
茶道、華道、香道のどれもが四季のある日本ならではの文化。
この四季は、日本人にとっては当たり前のものですが、四季のない国の方々にとっては憧れるほど素敵なものです。
せっかくそんな素敵な四季のある国に生きているのならそれを感じないともったいないですよね。
四季の移ろいやその季節ごとの美、空気感を感じ、自然のありがたさや自然の中で生きる自分をみつめること、向き合うこと。
仕事に追われていたり家事に必死になっているときには気づけないものが見えてきます。そうしたことに目を向け、じっくりと味わい、心を整え磨くことで自ずと行動も変わっていきます。三道の中で修練をすることで、人間として成長していくのです。
現代の三道
がらりと趣向を変えて今度は、基礎はありつつも現代風にアレンジされた人気の「三道」に関するものをご紹介します。
「現代の茶道」
元々は茶道は畳でやるものですが、現代の日本の生活はテーブルと椅子に座ってする方が多いですよね。
そのスタイルに合った茶道がテーブル茶道です。
このテーブル茶道の中でもさまざまな流派がありますが、畳ではないので足がしびれてしまったりすることもなく、また着物を着ずに洋服で気軽に参加したりと、よりカジュアルに楽しめるものが多いようです。
「現代の華道」
華道もさまざまなアレンジがなされています。花や草木だけでなく、例えば果物をいれてみたり、器をマグカップや靴に花を生けてみたり。権威のある華道家がそういった少し奇抜なアレンジをすることも増えました。
軸には日本の華道の基礎があり、そこにダイナミックなアレンジが加わることでまた別の面白さもあり、海外からの評価も非常に高いのです。
「現代華」という型にとらわれない自由な生け花も登場しています。
「現代の香道」
最近、マインドフルネスや瞑想など精神を整えるものがとても流行していますが、そこでよく登場するのがお香です。香木に火をつけてそのまま焚くこともありますが、お香もさまざまな形のものが販売されています。
プレゼントにも喜ばれるようなおしゃれなもの、手軽に使えるようにマッチのように擦って火をつけてそのまま焚けるもの、香炉もガラス素材など現代の家に合うモダンなものがたくさん出ています。
外国人にも大人気!三道体験
日本の伝統文化、三道ですがこの三道、外国人からするととてもミステリアスで興味深い物なのです。
まず、ものの見方や考え方、感じ方が海外にはないものも多く、「空間の美学」「禅の心」「説明ではなく自分で気づく」「所作」「作法」「目上への礼儀」などとてもかっこいいと感じる方が多いようです。
また、それぞれに付随する道具や飾りなども日本独自の色合い、絵柄など美しく、魅了されるようです。
「禅」はZENという言葉が通じるほど欧米諸国でも有名になりつつあります。スティーブ・ジョブズが禅を大変熱心に学んでいたことは有名です。
外国人がリスペクトするような日本の伝統文化、日本人の精神、日本の心。日本人としてはとても誇らしく嬉しい事ですよね。
海外でも人気の三道の稽古
海外でも三道は人気で、お稽古に通う方も多くいます。
華道の最古の流派、池坊はアメリカ、カナダ、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアなど実に120箇所の拠点があり、その数の多いことからも日本の華道がいかに海外でも人気なのかがわかります。
また、イギリスで開催されたフラワーフェスティバルでの生け花のワークショップは大盛況だったそうです。
欧米のフラワーアレンジメントとは違った、花や木を主役にして「活かし、生かす」生け花はとても興味深いのでしょう。
「わびさび」が注目されたことから茶道も大変人気です。
抹茶は以前から世界でも人気で、スイーツ店で普通に抹茶味のものが売られていたり、粉末の抹茶が販売されたり、高級ホテルでデザートに抹茶のケーキが出るほど浸透してきました。それに伴い和菓子も認知度が上がり、洋菓子よりも低カロリーということで健康志向の人にも好まれています。
そういったことからも茶道に興味を持つ人が増えているのかもしれません。
日本ならでは所作や作法を「クール!」と称する方も少なくなく、その心を学ぼうとする方は後を絶ちません。
香道は欧米でも人気が高まっていて、欧米でも教場が定期的に開かれるようになりました。特にフランスで評価が高いそう。フランスは香水をつける文化が古くから発達しており、さまざまな歴史があるので「香り」の道を極める香道に興味を持つ人が多いことは大いに納得です。
外国人旅行客に大人気!三道体験
海外の方々に人気の旅行先としていつも上位に入る日本。
観光したり、寿司を食べたり、買い物をしたりはもちろんですが、今「体験」が人気なのをご存知ですか?
中でも、伝統文化を体験してみたいという方が大変多いのです。
華道はその中でも大変人気で、普段自国では見慣れないような日本ならではの花器や植物、花等に触れとても楽しまれます。茶道は和菓子が食べられることも含めて実際に「味わえる」こともあって体験の満足度が高く多くの方が体験を希望します。
あまりに人気なので海外向けの体験教室も増えていて、英語対応可能・正座に慣れていない外国人のために椅子に座ってできる茶道教室を開催するところも増えています。
香道も茶道や華道ほどの認知度はないものの、どこから見つけたのか「やってみたい」という方が増えています。
座禅体験も人気なのですが、座禅体験で寺院に訪問した際お香に興味を持ったり、土産として購入する方も非常に多いです。
三道とは日本人の心であり、大切な伝統文化
「道」」とは繰り返し繰り返し、長い長い年月をかけて極めるもの、そしてその技を磨いたり知識を身に着ける中での本当の収穫物はその体験自体で、人間力が磨かれ、人として成長していくという素晴らしい伝統文化です。
外国人にも注目されている三道。世界に誇れる素晴らしい伝統文化です。是非私たちが日本人が大切に継承し、また世界にも広め、三道の心でより良い社会が作っていけるよう精進していきたいものです。
【日本×パキスタンのハーフ】息子の育児に奮闘中。
「あっ地上さ~ん」や「チェックインカウンターの人」でおなじみ元ANAのグランドスタッフ。
「空の玄関」成田空港で日本らしいおもてなしの接客をしてきた経験から「海外に日本の良さを知ってもらいたい気持ち」や「ハーフ目線」の情報をお届けします!!