モテナス日本の茶道体験
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華道・生け花は日本の代表的な伝統文化のひとつ。
西洋のフラワーアレンジメントとは違った特徴があり、外国人には新鮮に見えます。
そこで、大切な外国人のお客様を【華道・生け花の体験】でおもてなししてみませんか?
私自身も華道の経験がありますが、講師が花の切り方や持ち方、美しく生けるためのポイントなども丁寧に教えてくれるので、普段あまり花に触る機会がない外国人のお客様でも心配はありません。
また「日本人とはいえ華道の経験がないから、おもてなしをする自信がない…」という人でも、基本的な知識を知ってから体験教室を選べば自信をもっておもてなしができますよ。
今回の記事では、華道・生け花体験が外国人に人気な理由、そして華道についての知識や体験教室の選び方なども詳しく解説していきます。
外国人に華道・生け花体験が人気の理由
まずは、外国人に華道・生け花体験が人気な理由を解説していきます。
外国人のお客様がどのような点に惹かれるかを知っておくと、自信をもっておもてなしができますよ。
フラワーアレンジメントとは違う【引き算の美学】がある
西洋のフラワーアレンジメントと日本の華道・生け花の大きな違いは、それぞれの「美学」にあります。
フラワーアレンジメントは、多くの色や花材を使って華やかさをだす【足し算の美学】。
一方で華道・生け花は、最低限の種類の花や草木で「豊かな空間」をつくる【引き算の美学】と言われています。
空間や間をつくりながら花を生けていくので「空間芸術」と表現されることも。
さらにフラワーアレンジメントは360度、全方位から楽しめるような作品を目指すのに対し、華道は正面を決めて生ける点も違いと言えます。
このようなフラワーアレンジメントとの違い、西洋との美学の違いが外国人には面白く感じられるため華道・生け花体験が人気なのです。
花を生けることによりリラックス感を得られる
生け花により、瞑想やヨガのようなリラックス感を得られるという外国人も多いです。
目の前にある花と気持ちを鎮めて向かい合う時間に、癒し効果を感じるのでしょう。
また、花には医学的な癒し効果も認められています。
外国人のお客様の中には毎日の忙しさにストレスを感じている方、日本までの長旅で疲れている方もいるため、ゆっくり花を生けられ心が鎮まる体験は喜ばれることが多いです。
花を美しいと思う感情は世界共通
話す言葉は違っても、花を美しいと思う感情は世界共通です。
たとえば日本人にとって春の風物詩である「桜」は、外国人からもその美しさが人気で、外国人向けのお花見ツアーなども組まれるほど。
わたしたち日本人も、海外が原産のチューリップやラベンダー、ひまわりといった花を美しいと感じますよね。
日本の美しい草花をつかっておこなう華道・生け花体験は、外国人にとっても癒される時間となるでしょう。
華道・生け花とは
つぎに、華道・生け花についての基本知識を知っていきましょう。
日本人であっても、意外と華道について詳しくは知らない人が多いですよね。
外国人のお客様から華道について質問された際にも答えられるようにしておくと、会話が盛り上がりますよ。
代表的な流派は3種類ある
華道には300以上の流派が存在すると言われていますが、代表的な流派は下記の3つです。
- 池坊
- 草月流
- 小原流
「池坊」は華道そのものをつくった元祖で、伝統的なスタイルが特徴。
「四季折々の草木の美を活かす」という思想が室町時代から受け継がれており、花を生ける人の個性を投影するというよりも【草木を活かすこと】にフォーカスした作品作りをすることが多いです。
反対に「草月流」は生ける人の個性を尊重した、自由度の高い作風が特徴。
つかう花材も自由で、型にとらわれないスタイルの流派なのでモダンアートのような作品も多いです。
「小原流」は池坊から派生した流派で、西洋文化も取り入れたスタイルなのが特徴。
実は、今では華道に欠かせない花材を挿す土台「剣山」を初めて取り入れたのも小原流でした。
花を生ける際のかたち「花型」の数も多くルールもしっかりしているため、華道が初めてで生け方に自信がない人でも安心できますよ。
上記の3つの流派は教室数も多いので、外国人向けの華道・生け花教室を探すときにおすすめな流派でもあります。
記事の後半では、外国人の華道・生け花体験における流派の選び方も解説するので参考にしてください。
花材に【役割】を与えて生ける
華道で生ける花には、それぞれ「役枝」と呼ばれる役割が与えられます。
役枝の名称や長さは流派によっても異なりますが、基本的には下記の3種類です。
- 中心となる【真】…一番高さが高い
- 真の花に添える【副】…真の3分の2の高さ
- 副に合わせる【体】…真の半分の高さ
※名称・高さは池坊の場合
基本的に華道では、主役となる花材を1つ決めて生けます。
上記の役枝については体験教室の中でも講師から説明があるので、覚える必要はなく軽く頭に入れておく程度で大丈夫でしょう。
精神性も重視される芸術
華道は作品の美しさだけでなく、生ける「心」も重要視される芸術です。
日本の伝統芸能で「道」と名がつくものは独自の哲学や精神があり、自身の内面を磨いていくことも求められます。
華道にも「それぞれの草花の命の輝きや美を見い出す、草花を生けることで生ける人も生かされる」といった、生け花の心が存在します。
参考元: 「Blue Signal」華道家元池坊次期家元 池坊由紀さんのインタビュー記事より
「感性や技術を磨きながら精神性も磨く」という部分が、西洋のフラワーアレンジメントとの違いとも言えるでしょう。
華道・生け花の歴史
ここでは、華道・生け花の歴史について紹介します。
華道には約550年の歴史があり、時代の変化に応じて発展しながら現代まで受け継がれてきました。
日本の伝統文化や歴史に興味がある外国人の方に話すと喜ばれる話題なので、ここで予習しておきましょう。
華道の始まりは6世紀ごろ
華道の原型は、6世紀ごろの飛鳥時代に存在していたとされます。
これは仏教が日本へ伝えられたことと関係があり、仏教の【仏に花を供える風習】が生け花の原型と言われています。
さらに日本は四季があるため、それぞれの季節に応じた花をお供えの花とするように。
また花を供える以外にも、植物や花を鑑賞し和歌を詠んだり、植物に八百万の神が宿るとして信仰し始めたことなど、いろいろな要素が絡み合って華道の原型ができあがっていきました。
室町時代に華道の基礎ができあがる
現代の華道の基礎ができあがったのは、室町時代。
この時代は日本の伝統文化がたくさん作り出された時期で、茶の湯や能楽などがその代表例です。
その中に「立花(たてばな)」という花器に枝を高く立てるという生け花もあり、これが貴族や武家を中心に浸透、華道の基礎ができあがっていきました。
ちなみに、このころに話題になったのが池坊という僧侶が挿した花。
この池坊が、現代の華道の三大流派の1つである「池坊」を成立させていった人物です。
江戸時代になると庶民にも生け花が広まる
江戸時代になると、それまで貴族や武家を中心に浸透していた生け花が町人の間にも広がります。
この頃に華道は大きく発展し、多くの流派や家元制も登場。
さらに明治時代になると西洋の草花が流入するようになり、それらを取り入れたスタイルの生け花が流行します。
また、戦後は【生ける人の個性】を尊重するスタイルのいけばなも定着するようになるなど、華道・生け花は時代に合わせて変化や発展をしてきました。
華道は伝統的な部分は守りながらも柔軟性をもって引き継がれてきた芸術でもあり、とくに「西洋の草花」を取り入れるなど、新しいものも積極的に取り入れている印象がありますよね。
華道というとお堅いイメージもありますが、実はだれでも気軽に楽しんできた日本の伝統文化の1つなのです。
外国人の華道・生け花体験の選び方
さいごに、外国人の華道・生け花体験教室の選び方を紹介していきます。
体験教室は、下記の順で候補を絞っていきましょう。
- 華道・生け花の流派を選ぶ
- 体験教室のスタイルを選ぶ
- 外国人の言語に対応している教室を探す
華道・生け花の流派を選ぶ
華道は流派によって作風が違います。
そのため、まずは外国人のお客様の好みにあった流派を決めましょう。
外国人のお客様の言語にもよりますが、下記の3大流派であれば外国語が堪能な先生も見つかりやすいです。
- 池坊…日本の伝統文化に馴染みがある外国人におすすめ
- 草月流…年齢の若い方や、アートに関心が高い外国人におすすめ
- 小原流…日本文化にあまり馴染みがない外国人におすすめ
池坊は「華道の元祖」であるため、より伝統的な作風が多い流派。
そのため日本の伝統文化に馴染みのある人や、関心が強い外国人におすすめと言えるでしょう。
草月流は3大流派の中で最も自由度が高い流派なので、自由に個性を表現しながら華道・生け花体験を楽しみたい外国人に合う流派です。
小原流は西洋の花材を使用することも多いため、とくに欧米の外国人にはなじみのある草花を使用して華道体験をできる可能性が高いです。
また、すでに解説しているとおり小原流は型やルールがしっかりあるため、はじめての方でも不安が少なく華道体験ができるでしょう。
ここでは分かりやすく3大流派で特徴・おすすめな人を提示しましたが、そのほかの流派でもSNSなどで作品の画像を検索し、外国人のお客様に好みの作風を選んでもらうことも有効ですよ。
体験教室のスタイルを選ぶ
流派を絞ったら、つぎは体験教室のスタイルを選びましょう。
国内で華道体験ができる場所は、下記のような場所があります。
- 華道の体験教室
- 講師の出張型教室
- 日本文化の体験ツアー
段は華道教室が行なわれている場所で、初心者向けの体験教室を開催していることも。
周りの参加者も初心者であれば、外国人の方も気負いせずに参加できますよね。
体験教室はカジュアルな雰囲気で気軽に受けられることが特徴なので、友人の外国人をおもてなししたいときにおすすめです。
講師の出張型の教室であれば会社や施設などに講師を招き、プライベートな空間で外国人に華道体験をしてもらえます。
ビジネスパートナーやVIPの外国人をおもてなしする場合は、落ち着いた空間を用意できる出張型教室がおすすめでしょう。
麻布台や御茶ノ水に教室をもつ「池坊 いけばなリュクス」では、体験教室も出張型教室もどちらも手配が可能なので参考にしてみてください。
「池坊 いけばなリュクス」の公式サイト: https://ikebanaluxe.com/lesson/index.html#lessonClass
また、数は少ないですが日本文化の体験ツアーをおこなっている企業もあります。
こういったツアーでは、華道を含む茶道や着物といった複数の和文化を体験することも可能。
たとえば「合同会社茶道体験古都」が企画する体験ツアーでは、京都の金閣寺を貸し切って華道(未生流)・茶道・着物を体験することができます。
体験ツアーは他に参加者がいる場合もあるため、友人の外国人をおもてなしするのにおすすめですよ。
「合同会社茶道体験古都」のツアー内容: https://activityjapan.com/publish/plan/20588
外国人の言語に対応している教室を探す
さいごに、外国人のお客様の言語に対応している体験教室・ツアーを探しましょう。
華道は海外進出も進んでいるため、英語であれば対応している先生を見つけやすいです。
すでに紹介した「池坊 いけばなリュクス」や「合同会社茶道体験古都」では英語での華道体験が可能ですよ。
万が一、外国人のお客様の言語に対応している体験教室・ツアーが見つからない場合は、別途で通訳を手配するといいでしょう。
まとめ
華道・生け花の体験をする機会は日本人でも少ないので、どのようにおもてなしをすればいいのか悩んでしまいますよね。
さらに流派もたくさんあるので、意外と選択肢が多く迷ってしまいます。
自信をもって華道体験を提供するためには、外国人のお客様の好みをリサーチし、体験教室・ツアーを選択することが大切です。
華道の講師陣は外国人の対応に慣れている人も多いので、不安なことは予め講師に確認することでより安心して華道体験をセッティングすることができますよ。
またモテナス日本では、着物を着て有名な家元から受けられる華道体験を提案することも可能です。
華道体験のさいごには、日本庭園での撮影もおこなえるなど貴重な経験もできます。
特別なおもてなしを企画したい方は、ぜひモテナス日本へご相談ください。
大学卒業後ロイター・ジャパンでSEとして勤務、その後ロイター・シンガポールでシステムマネージャーとして5年間勤務した後、オランダのビジネススクールで経営学を学び、日立製作所に入社。日立では新事業開発を担当し、中国での新事業や新興国での投資スキームを推進。11年間勤務後モテナス日本のサービスを運営開始し「世界と日本をもっと近づける」をモットーとして、日本文化体験を外国人向けに提供している。